空手は危険?

空手に興味を持っている方や、お子さんに習わせようと考えている保護者の方からよくいただく質問の代表がこれ。

「空手って危険じゃないですか?」

です。

確かにそう思う気持ちはよく分かります。

テレビやYouTubeで見る空手の試合は激しく見えますし、殴ったり蹴ったりするイメージがありますから、「怪我をするのでは?」と思うのも自然なことです。

結論から言えば、空手は多くの人が思っているよりずっと安全です。

私は空手で大きな怪我はしたことはありませんが、他のスポーツでは怪我をしたことは何度もあります。

もちろん怪我の可能性がゼロということはありません。

それでも、実際に空手をやったことがない人が想像するほど危険なものではないと思っています。

まず知っていただきたいのは、稽古時間のすべてが組手ではないということです。

例えば90分の稽古があったとしても、実際に相手と向き合って練習する時間は30分程度です。

残りの時間は、

・基本稽古
・移動稽古
・型
・補強運動

などを行います。

つまり、多くの時間は自分自身の身体を鍛えたり、技術を身につけたりするための時間なのです。

また、現在の空手では安全対策も進んでいます。

少年部の試合ではヘッドギアを着用しますし、拳や足にはサポーターを装着します。

練習中も同様です。

私自身、元警察官であり、現在はトレーナーとしても活動しています。

だからこそ、安全管理については非常に重視しています。

怪我をしてしまっては練習を続けることができません。

空手で最も大切なのは継続です。

一回の激しい練習よりも、何年も続けることの方がはるかに価値があります。

「空手は危険だからやらない方がいい」という考えにはあまり賛成できません。

それを言えば、何もできません。

外を歩けば車が走ってますし、家の中で転倒することもありますよね。

それを恐れて外出しない、家で動かないというのは、どう考えてもナンセンスです。

むしろ空手をすることで危険を避けて、怪我をする可能性を減らすことができるかもしれません。

空手には危険を避けるための力を身につける側面もあるからです。

例えば、

・相手との距離感
・周囲を見る習慣
・危険を察知する能力
・自分の身を守る技術

こういったものは、空手を続ける中で自然と身についていきます。

私は以前から、

「強くなると喧嘩をしなくなる」

と考えています。

本当に強くなると、自分の強さを証明する必要がなくなるからです。

また、自分の身を守る自信があるからこそ、不要なトラブルから距離を取ることもできます。

空手の価値は、人を倒すことではありません。

自分を守る力を身につけることです。

もちろん競技として試合に挑戦する人もいます。

強くなりたいという気持ちも大切です。

しかし、空手を通じて最終的に身につけてほしいのは、「安心感」だと思っています。

何かあっても大丈夫。

自分を守れる。

大切な人を守れる。

そう思えることは人生において大きな自信になります。

空手は危険なものではありません。

子どもでも、女性でも、高齢者でも、です。

正しく学べば、自分を守るための力を身につけることができる武道です。

もし興味があるのであれば、ぜひ一度体験に来てみてください。

実際の稽古を見ていただければ、多くの方が想像しているより安全で、真面目な雰囲気であることが分かると思います。