フルコンタクト空手と伝統派空手(寸止め空手)の違いについて

フルコンタクト空手と伝統派空手(寸止め空手)は何が違うのですか?

空手を始めようと思い、調べてみると空手には二つの流れがあることに気づくかもしれません。

伝統派(寸止め)とフルコンタクト空手です。

実際に普通の人と話をしていても、

「極真空手と普通の空手は何が違うの?」

とか

「オリンピックの空手はどっち?」

という質問をされます。

まず結論から言うと、

空手には様々な流派があり、その中で大きく二つ

・フルコンタクト空手

・伝統派空手(寸止め空手)

に分けることができます。

で、オリンピックに出た方が伝統派空手です。

寸止め空手という流派、フルコンタクト空手という流はでなくて、空手のスタイルの違いです。

とはいえ、かなり違います。

野球とソフトボールくらいの違いはありますが、感覚としてはラグビーとアメリカンフットボールくらいの違いです。

では何が違うのでしょうか。

一番の違いはルール

最も大きな違いは試合ルールです。

伝統派空手では、相手に技を当てる直前で止めます。

これを一般的に「寸止め」と呼びます。

一方、フルコンタクト空手では実際に相手に技を当てます。

突きや蹴りが当たることを前提としているため、より実践的なイメージを持つ人も多いでしょう。

ただし、ここで勘違いしてはいけません。

伝統派空手が弱いとか、フルコンタクト空手が強いという話ではありません。

単純に競技ルールが違うだけです。

私がフルコンタクト空手を選んだ理由

私はフルコンタクト空手を学び、指導しています。

その中でフルコンタクト空手の方がいいな、

と感じることはいくつかあります。

たとえば、

実際に相手と接触し、

実際に攻撃を受け、

実際に技を当てる。

その中でしか学べないことがあります。

いかに倒すか、倒されないようにするか、そこに緊張感が生まれます。

武道とスポーツ

ここで少し誤解されやすい話をします。

私は

「フルコンタクト空手は武道であり、キックボクシングはスポーツだ」

と思っています。

これはキックボクシングを否定しているわけではありません。

私自身、キックボクシングも素晴らしい競技だと思っています。

ただ、私が考える武道の本質は少し違います。

武道とは礼儀作法のことではありません。

正座をすることでもありません。

神棚に礼をすることでもありません。

私が考える武道とは、

常に危険を意識することです。

周囲を見ること。

油断しないこと。

相手との距離を考えること。

そうした意識を稽古の中で学ぶことだと思っています。

そしてそういうことを考えやすいのがフルコンタクト空手なのです。

より実践に近いというか、実践を想定しているというか、、そんな感じです。

とはいえ、これも個人によります。

伝統派空手の方でもそういう武道的な考えを持っている人がいますし、フルコンタクト空手の人でも試合をメインに考えている人は少なくありません。

どちらを選べばいいのですか?

これは難しい質問です。

どちらが優れているという話ではありません。

正直どちらでもいいと思います(笑

試合を楽しみたい人もいるでしょう。

オリンピック競技としての空手に魅力を感じる人もいるでしょう。

一方で、

強くなりたい。

自分を鍛えたい。

(私のように)そう考える人もいます。

私はフルコンタクト空手だから夢中になれた、と思っています。

寸止め空手をしている友達に聞いたことがあるのですが、

「俺たちは強さを求めてない」と断言していました。

「空手という競技をしている」と。

強さを求める私にとっては

「自分は強くない」と思いながら空手をするのはちょっと無理かもしれない、と思いました。

他のスポーツするのと同じですからね。

ただし、伝統派空手にも素晴らしい指導者がたくさんいます。

特に大分は型の部では日本代表クラスの選手を輩出している教室もあります。

実績を出せるというのは、素晴らしい指導者の一つの証だと思います。

結局のところ、

大切なのは流派よりも指導者です。

どんな考え方で教えているのか。

どんな人を育てたいのか。

その方が、流派の違いよりもはるかに重要だと思います。

伝統派、フルコンタクト関係なく、結局は指導者です。

あとは何のために空手をするのか、ということですね。

大切なのは、その空手を通じて何を学び、

どんな人間になりたいのかです。

もし私の道場に来るのであれば、フルコンタクト空手を通じて、強さとか成長を学んでほしいと思っています。