稽古の心構えで大切なことは何?

空手を始めたばかりの人から、

「稽古で一番大切なことは何ですか?」

と聞かれることがあります。

もちろん細かく言えばたくさんありますが、まず最初に大切にしてほしいことが3つあります。

① 大きな声を出すこと

まずは大きな声を出してください。

道場では気合いを出しますが、恥ずかしそうに小さな声を出している人もいます。

しかし、大きな声を出すことにはたくさんの意味があります。

大きな声を出すことで、

・お腹に力が入り体幹がしっかりする
・正しい呼吸を覚えることができる
・稽古への集中力が高まる
・周りの人にも気合いが伝わる

といった効果があります。

実際、気合いをしっかり出している人は稽古への取り組み方も真剣です。

逆に、どこか遠慮しながら練習している人は、なかなか上達しません。

大きな声を出して損をすることはありません。

最初は恥ずかしいかもしれませんが、ぜひ思い切って声を出してみてください。


② 一本一本を真剣にやること

空手に強くなるためには、基本稽古や移動稽古を真剣に行うことが大切です。

たまに回数だけをこなして満足してしまう人がいます。

しかし、

適当に100本やるよりも、真剣に1本やる方が強くなれます。

そして、

真剣に100本やる人は、もっと強くなれます。

一つひとつの突きや蹴りに意味があります。

足の位置はどうか。

腰は入っているか。

手はしっかり戻っているか。

相手をイメージできているか。

そういったことを考えながら練習するだけで、同じ時間でも成長のスピードは大きく変わります。

強い人ほど基本を大切にします。

派手な技の前に、まずは基本です。

基本を真剣にできる人が、結局は強くなります。


③ 人と比べないこと

もう一つ大切なのは、人と比べすぎないことです。

道場には様々な人がいます。

子どもの頃から空手をやっている人もいれば、大人になって初めて空手を始める人もいます。

当然、最初からできることには差があります。

しかし、比べる相手は他人ではありません。

昨日の自分です。

昨日より少し大きな声が出せた。

昨日より少し深く立てた。

昨日より少し上手に蹴れた。

それで十分です。

人と比べ始めると、焦ったり落ち込んだりします。

でも、自分の成長に目を向けると稽古はもっと楽しくなります。

空手は一日で強くなるものではありません。

少しずつ積み重ねていくものです。

だからこそ、昨日の自分より少しでも前に進めたなら、それは立派な成長です。


空手の稽古で大切なことはたくさんありますが、まずは

「大きな声を出すこと」
「一本一本を真剣にやること」
「人と比べず昨日の自分を超えること」

この3つを意識してみてください。

これができるだけでも、稽古の質は大きく変わります。

そして、そういう人が結局は強くなっていくのだと思います。