空手の黒帯はすごいのか??
空手は柔道での一つも目標は黒帯です。
結論を先に言いますと、私は黒帯には価値があると思っています。
やはり黒帯を目指して欲しいし、入会した全員に黒帯になって欲しいと思っています。
ただ・・・
黒帯だから偉いとは思っていません。
ここは誤解してほしくないところです。
実際、空手を長くやっていると色々な黒帯に出会います。
尊敬できる黒帯もいます。
そうでない黒帯もいます。
だから私は、
帯の色だけで人を評価することはありません。
少し極端な例を出してみます。
例えばAさんという人がいたとします。
空手は強い。
試合も強い。
技術もある。
黒帯も持っている。
でも仕事は長続きしない。
周囲から信頼されていない。
一方でBさんという人がいたとします。
空手はそこそこ。
試合もそれほど強くない。
仕事は頑張っている。
周囲から信頼されている。
私はどちらを評価するかと言われたら、
迷わずBさんです。
もちろんAさんの努力は素晴らしいと思います。
空手が強くなるまでには相当な努力が必要だからです。
そこは評価します。
でも、
人としてどちらが魅力的かと言われれば、私はBさんだと思います。
なぜなら人生の尺度は空手ではないからです。
私は空手を否定しているわけではありません。
むしろ大好きです。(当たり前ですが、、)
あえて言いますが、
空手は人生の一部ですが、人生そのものではありません。
理想の黒帯というのは、多分、試合が強い人ではありません。
もちろん空手ですから、強いに越したことはありませんし、ある程度の強さは必要だと思います。
ただ、強さだけでは足りません。
私は黒帯というのは、継続してきた証、努力してきた証だと思っています。
そして、その経験を人生の中で活かせる人が理想だと思っています。
空手ですから、
例えば、
学生時代に黒帯を取った人がいたとしましょう。
その人が社会人になった時、仕事で壁にぶつかることもあるでしょう。
人間関係で悩むこともあるでしょう。
思うようにいかないこともあるでしょう。
そんな時に、
「あの時も頑張れた」と思える。
「あの時も続けられた」と思える。
私はそこに価値があると思っています。
黒帯そのものに価値があるのではありません。
黒帯になるまでの経験に価値があるのです。
だから私は、
黒帯をゴールだと思っていません。
むしろ通過点だと思っています。
黒帯を取った後の人生の方が圧倒的に長いのです。
空手の世界では、
黒帯を取ることが大きな目標になります。
それは素晴らしいことです。
でも本当に大切なのはその後です。
社会の中でどう生きるか。
どんな人になるか。
誰から信頼されるか。
何を成し遂げるか。
圧倒的に黒帯を取得後の方が大事です。
私は、
空手で成功してほしいわけではありません。
人生で成功してほしいと思っています。
そして、
空手で学んだことが、その人生を支える力になってくれたら嬉しいと思っています。
理想は、「空手の黒帯」のイメージが素晴らしい人間性を持っている、と多くの人が認識してくれることです。
ただ、現実は「空手の黒帯」というと「なんか強そう」くらいか「殴られそう」なイメージかもしれません。
このイメージを変える必要があります。
空手の黒帯は空手も強くて、常識があって、人間性にもすぐれていて、仕事もできる。
そういうイメージにしたいです。
私はそういう人を育てたいと思っています。
だから黒帯を目指すことも大切です。
試合も大切です。
強さも大切です。
でも、それらは全て手段であり、目的ではありません。
私が目指しているのは、強くて信頼される人です。
そして、そんな人が一人でも増えてくれたら嬉しいと思っています。
黒帯になるためには、本人の努力、保護者の方の協力、そして道場での指導が三位一体として必要です。
黒帯になるまでの参考期間は、週2−3回の稽古で5−7年くらいです。
黒帯まで続けることができれば、本当に立派だと思います。
頑張ってくだださい!
